そろそろ夜は薪ストーブを焚くことが多くなってきて、八ヶ岳はすっかり秋です。
IGELKOTTの敷地にたくさんあるカツラの木も、葉っぱはまだあまり黄色くはなっていませんが
樹の下を通るとふわっとカラメルのような甘い香りがするようになってきました。
香りのする黄葉ってめずらしいと思うのですが、毎年カツラの木の黄葉は甘い美味しそうな秋の香りです。
そしてアケビの実。渋い紫の、ほんとうに美しい色です。静かで深い秋の色。
大きくて美しい食べ頃のアケビが手に入ったのは初めてです。
中の種の周りの白いフワフワしたところは薄甘くて山のおやつらしい味だけれど
種を噛み砕いてしまったらとても苦いのだそうです。
細心の注意をはらって種を噛まないで吐き出します。
皮にも苦味はあるけれど、火が通るとちょっとホクホクして美味しく食べられます。
むかごに似ていますが、むかごよりずっと苦いです。油で揚げると少し苦味は減るようです。
我が家では昨夜は挽肉詰めを揚げて、今夜は油通ししたものを野菜炒めに加えて、美味しくいただきました。
あ、ワタシが料理したわけじゃないです。採集してきた家人が料理も担当しました。
「秋の香り・秋の色」っていうお題で書き始めたのに、結局「秋の味」のお話になってしまいました。(^_^;)
またもや台風が来ていますね。みなさまご用心くださいませ。