ショールなどを編んだり織ったりできそうな細いリネン糸が入荷しています。
八ヶ岳の夏は日中はあつくても日が陰ると気温が下がるので
羽織ものや巻きものは重宝です。
この糸なら、縒りの強いリネンなので
肌触りのいいものができそうです。
先に入荷していて先日のリネンバッグを編む会で使用した
太めの糸はリネン50%ラミー50%。
今日ご紹介した細めの糸は、リネン100%です。
シーツやタオルなどを「リネン」と表現することもあるので
先日からのリネンバッグ・リネン糸という表記で、なんだか混乱させているようで
何人かのかたからご質問をいただきました。
なので、ちょっとだけ、解説・・・のようなものを、下に書かせていただきます。
「麻」と呼ばれるものには何種類かあります。
その主なものが、リネン(亜麻)ラミー(苧麻)ヘンプ(大麻)ジュート(黄麻)。
それぞれ、全く別の植物の繊維です。
▼リネンはヨーロッパ原産で、昔からシーツやタオルに使われたため、シーツやタオル自体も「リネン」と呼ぶようになったようです。最近人気のくったり系の麻です。
▼ラミーはアジア原産。日本では夏の衣類の原料として使われてきました。からむし織りや越後上布に使われる麻がラミーの仲間。夏のよそゆきのお洋服のしゃきっとしたサラサラ系の麻が、ラミーです。
▼ヘンプはケシの仲間で、リネンやラミーより繊維が太くて固く、ゴツゴツした手触りです。
▼ジュートは、コーヒー豆の麻袋や荷造り用の麻紐に使われる、固くて丈夫な、ちくちくする繊維です。「麻紐で編むかごバッグ」などの手芸本では、このジュートの紐が多く使われています。
以上、ワタシの乏しい知識の中で書いているので、覚え違いもあるかもしれません。
まちがえていたら、おしえてくださいね。(*^_^*)