十和田市現代美術館は十和田の街の中にあります。
写真は美術館のティールーム。
交差点に面した角の、いちばん目につくところで
従来の美術館ならここに大きな看板をかけて、開催中の企画展の宣伝などするのでしょうが
ごらんのとおり、この美術館では、開放的な高い天井とガラス張りのティールームです。
もちろん、美術館に入場しなくても、このティールームだけを利用することができます。
そして、昨日の写真のように、いろんなアーティストの屋外展示が、美術館の中ではなく外に、散在しています。
これも、公園の遊具並みにオープンで、誰でも見て触れることができます。
美術館が、街に対してとてもオープンな印象なのです。
この、街ゆく人にオープンな美術館の感じって、どこかで記憶がある・・・と思ったら
金沢21世紀美術館の、美術館のど真ん中が通路になっていて
サラリーマンのおじさんや女子高生が普通に通行していたあの感じと似ていたのでした。
そして、確認してみたら、やはり設計は西沢立衛さん。金沢の美術館の設計にも携わったかたでした。