昨日から、「酒袋」を使ったバッグを作っています。
「酒袋」は、日本酒を造る時に使う道具で、厚地の木綿の袋を柿渋で染めたものです。
写真左上と右下の生地がそうです。
道具として長年使われてきたものなので、ほつれを直した跡があったりします。
本当は、バッグなどに使うときには切り捨てる部分なのかもしれませんが、
この直した跡が美しい。
人の手が、しっかり仕事をした、という誠実さが表れている気がして、
なんとか、その誠実さをバッグの中にも取り込みたくなってしまいます。
硬くて、ミシンをかけるのが大変なんですけどね。