IGELKOTT past diary

2009/01/09-2019/07/31

● 人の手

昨日から、「酒袋」を使ったバッグを作っています。 「酒袋」は、日本酒を造る時に使う道具で、厚地の木綿の袋を柿渋で染めたものです。 写真左上と右下の生地がそうです。 道具として長年使われてきたものなので、ほつれを直した跡があったりします。 本当は、バッグなどに使うときには切り捨てる部分なのかもしれませんが、 この直した跡が美しい。 人の手が、しっかり仕事をした、という誠実さが表れている気がして、 なんとか、その誠実さをバッグの中にも取り込みたくなってしまいます。 硬くて、ミシンをかけるのが大変なんですけどね。